Saturday, July 23, 2005

北岡和義ブログ第44回  桐山勝著「マスコミの現場」


北岡和義ブログ第44回です。1980年代初頭、日経のロサンゼルス特派員だった桐山勝氏と日本橋の日経CNBCで会いました。日経では流通業界に詳しい記者で、日経BPでは『日経ギフト』という雑誌の編集長、その後テレビ大阪報道局長、日経CNBC社長をやって今は引退したマルチ・タレントのジャーナリストです。この春、『マスコミの現場』を発刊、早くも2刷りがでたそうです。

駆け出しは社会部記者で、後に政治部に移り、流通経済部で小売りや外食産業を取材しました。記者時代からLA特派員、出版局、テレビ大阪と日経記者にしては多種の仕事をこなした器用な人材だが。人なっつっこい人柄が取材先で受け入れられたのだろう。人脈は幅広い。

記者生活を通した失敗談や特だねの話はやはり面白い。記者とは本当に役得だと思います。特派員時代、ロス疑惑について書いているが、その中にはぼくも実名で登場します。ジャーナリストをめざす若い人への桐山記者のメッセージでもあり、一読をお勧めします。(2005年7月23日記、写真は浦和在住、中条石さん撮影)

Saturday, July 16, 2005

北岡和義ブログ第43回 田原総一朗自選集出版記念会


北岡和義ブログ第43回です。7月14日夜、東京・全日空ホテルで 田原総一朗自選集出版記念パーティが開かれました。田原さん、1934年滋賀県彦根市生まれ、71歳。昨年、節子夫人を亡くした田原さんですが、大変元気で新雑誌・田原総一朗責任編集『オフレコ!』を発刊しました。

パーティには安倍晋三自民党幹事長代理(写真、左)、谷垣禎一財務相、加藤紘一元自民党幹事長をはじめ小沢一郎(民主党)、神崎武法(公明党)、福島みずほ(社民党)ら与野党のトップ政治家が顔を見せ、改めてメディアと政界との密接な人間関係を実感しました。 共産党幹部も来ていたかなあ?

もちろん筑紫哲也、田丸みすず、猪瀬直樹、高野孟ら多士済々のテレビの出演者や著名なジャーナリストが会場を埋め、華やかな雰囲気にしていました。自選集は全5巻で、第一回は「政治と権力のカラクリ」、二段組693ページという分厚い本です。

田原さんは早稲田大学文学部を7年かけて卒業後、岩波映画製作所に入社、64年東京12チャンネル開局とともに移り、「ドキュメンタリー青春」など優れた番組を制作したディレクターです。桃井かおりという女優を最初に起用した映画監督でもありました。

77年フリーになって活字、テレビの両世界で活躍、今やテレビ朝日『サンデープロジェクト』と『朝まで生テレビ』のキャスターとしてテレビの硬派の討論番組では第一人者としての実力ジャーナリストとなって毎週、政治家や時の話題の中心人物をスタジオに呼び込んでいます。

ぼくは渡米前、1973年末に国会の衆議院議員事務所を去り、フリーのジャーナリストに戻りました。そしてJCCというジャーナリストのグループに属し、そこで田原さんを知りました。酒もゴルフも麻雀も全くやらない、書く事が趣味というジャーナリズムの”仕事師”という言葉がぴったりの仕事一筋の人です。

いま、権力と対峙できる日本のジャーナリストは数少ない、という危機的な状況で、田原氏の編集する『オフレコ!』がどんな情報、企画を読者に提供してゆくのか興味津々です。ちなみに創刊号にはあの鈴木宗男、堀江貴文、渡邉恒雄、佐藤優(外務省のラスプーチン)ら刺激的な人物が登場します。(2005年7月17日記)