Wednesday, June 29, 2005

北岡和義ブログ第42回 埒がゆかない拉致問題

北岡和義ブログ第42回です。 6月24日から3日間、北朝鮮拉致被害者家族の会と救う会が、首相官邸に近い衆議院第二議員会館前で座り込みました。(写真)30度を越える炎天下、横田滋さんら家族会のメンバーと約500人の救う会の支援者が国会議事堂裏の議員会館前舗道にずらり、それをメディアが取材します。ぼくも家族の必死の訴えを撮影しましたが、全く 埒がゆかない拉致問題、家族会の人たちの苛立ちは募る一方です。

この座り込みは、拉致問題への国民の関心が薄れ、風化してゆくことを畏れる家族会や救う会が、メディアを惹きつけ報道させることで一般の国民に拉致問題が何ら解決していないことを再認識してもらう、という狙いと見ましたが、北朝鮮への経済制裁を発動せよ、と小泉首相に訴える叫びは悲痛でした。

まさに膠着状態で動かない拉致問題、家族会と救う会は、4月24日に東京で6,000人を集め、「小泉首相に決断を求める国民大集会」を開き、制裁発動と小泉首相に面会を求めていますが、未だ実現に至らず、ついに座り込みという強行手段に出たのです。

すでにお馴染みになった横田滋・早紀江さん夫妻ら家族会の人たちが、つぎつぎと座り込みの人たちを前に「もう我慢尾の限界」「早くめぐみさんを返して!」と叫び、首相官邸に向けて経済制裁発動を訴えましたが、政府は動きません。拉致問題解決への努力は、水面下で続いているのでしょうか。ロサンゼルスに横田さんらが来て、ぼくの番組にも出演していただき、家族の悲痛な気持ちを話していただきましたが、なんともやりきれない気分で炎天下の座り込みを見続けました。

経済制裁の発動は、対北朝鮮に対する強行手段ですが、あのような独裁政権に果たして強硬な態度で臨んで物事が解決に向うだろうか、という疑念もあります。と、言って有効な解決手段は全く見当たりませんし、家族会の苛立ちは暑さとともにさらに募っていきます。凡な表現ですが、粘り強く、拉致さんた人たちが帰国できるまで訴え続ける以外に手はないのでしょうか。(2005年6月30日記)

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