北岡和義ブログ第35 回 246Cと405Cの対話
北岡和義ブログ第35 回です。日本からキャラバン社長の野口壽一氏が来羅して、ロサンゼルスでIT技術のプロフェッショナルたちと対話しました。野口氏はぼくの生れて初めてのメル友です。ぼくがインターネットを始めたのは民主党のアル・ゴア副大統領が「情報スパーハイウエイ」構想について歴史的な演説をUCLAで行った翌年、1996年でした。そしてメーリング・リスト「 246C」に参加したのが野口氏との交遊の始まりでした。技術系の大学を卒業してすぐ親ソ政権のアフガニスタンへ行き、ルポを書いて以来、アフガンと付き合ってきたという異色の逸材ですが、技術が全く分からないぼくにとって貴重な友人。何故か鹿児島県人であることに強い誇りを抱いている新左翼シンパの書生っぽさが抜けないナイスガイです。
「246C」は東京・世田谷の三軒茶屋にあるキャラバンという野口氏の会社のサーバーでIT仲間5人と始めたML。起業家支援という理念を掲げてのスタートでした。”コンピューターおばあちゃんの会”支援など活発な活動が注目され、いろんなメディアで取り上げられ、話題となったNPOのグループです。
今回の訪米はサンディエゴで開かれた携帯電話関連の戦略セミナーに出席するためで、その帰途、ロサンゼルスに立ち寄られたのです。LAにはコーディネーターの鶴亀彰氏が主催する「405C」という、「246C」LA版があり、5日昼、トーランスのレストランに集まって野口氏を囲んで対話となりました。
参加したのはぼくと野口氏、鶴亀氏に元IBMにいたIT関係のセールスのプロ、IT技術にフォーカスした人材派遣会社の経営者、カリフォルニア州立フラトン校でコンピューター・サイエンスの修士号を取得直前の若い技術者ら8人で、活発な意見や討論が約3時間半に及びました。
「日本のグループに比べ、雰囲気が違いますねえ」というのが野口氏の感想。脱サラでビジネスを立ち上げたり、単身、渡米して自己責任でIT技術で生きているモサたちですから発言は新鮮で攻撃的、結構、多様な発想に野口氏もいたく刺戟されたようです。日本のメーリング・リストも最近は色褪せてきており、討論苦手の日本人には勝手に書き込むブログの方がいいのかなあ、というぼくの感想です。
ところでぼくは今日6日午後の日航機で帰国、7月15日まで日本です。梅雨で雨が多く、湿気で暑い一番苦手な季節ですが、日本である協会から講演を依頼され、ぼくなりに発想の多様な豊かさ、ユニークなひらめきこそ今、日本で一番重要な要素だ、ということをカリフォルニアの涼風を携えて強調したいと考えています。(2005年6月6日記)

1 Comments:
野口本人です。
訂正ひとつ。
北岡さんの紹介に「新左翼シンパ」とありますが、それは誤解です。実際は「新左翼批判派」、「真正国際主義派」でございます。日本でも世界でも極希少種の超貴重な存在でした。
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